更新:2023年09月11日「活力をとどける」玉子屋の黄色に隠された秘密
東京都大田区に拠点を置く「おべんとうの玉子屋」は、黄色をコーポレイトカラーとしています。毎朝、首都圏を中心に130台の配送車が、お弁当を届ける姿を見かける方もいらっしゃると思います。「おべんとうの玉子屋」といえば、黄色いイメージと元気で明るいとおっしゃっていただくこともあります。この記事では、おべんとうの玉子屋とその黄色について紹介します。
おべんとうの玉子屋の黄色は、「玉子屋イエロー」
1975年の会社設立時からおべんとうの玉子屋のコーポレイトカラーは黄色です。コーポレートカラーは、ブランドの魅力と理念を表現するための重要な要素。黄色は、その明るさ、輝き、陽気さから、多くの人々に愛されている色です。この明るさは、玉子屋がご提供するお弁当とお客様へのサービスの精神を反映しています。
玉子屋イエローは、多くの方の目に触れるよう、おべんとうの玉子屋に関連するほとんどのものに使用しています。特に企業ロゴの黄色い「ひよこマーク」は、毎朝、約4万個のお弁当を運ぶ全ての配送者にも配置しています。また、JR京浜東北・根岸線から見える本社ビルの壁面にも大きく描かれています。余談ですが、書籍「東京大田区・弁当屋のすごい経営 (扶桑社新書) 」の表紙も黄色です。
この黄色は、玉子屋の活気と明るさを象徴し、「お客様に活力を届けられるように」との願いを込めています。
黄色の意味と効果
黄色は、明るさ・幸福感・喜びを生み出す力を持つ色とされています。社長の菅原は、幼少の頃から黄色が好きだったそうです。黄色を見ると気分が良くなる気がするのがその理由。黄色の持つパワーが影響しているのでしょうか。
その中でも、菅原が好む「レモンイエロー」は、明るさと活力をより際立たせる色です。レモンイエローは、三原色の「Y」に1番近く、彩度が高い純粋な色で、コミュニケーションを円滑に進めたいときにも効果的とされています。
ただ鮮やかなレモンイエローはそのままで印刷物や公式サイトなどに使用すると蛍光ペンの色みたいでちょっと眩しく感じてしまうことがあります。そもそも色は、印刷やペイントする場所や素材によってイメージするものとは異なる発色になることもあります。実際、玉子屋の社内にも様々な黄色が存在しています。
そこで、おべんとうの玉子屋では、DIC株式会社が出版する色見本帳の中から「DIC 166」をコーポレイトカラー「玉子屋イエロー」の基本色として採用しました。このカラーは、おべんとうの玉子屋公式キャラクター「ピヨちゃん」(※1)の体の基本色としても使用しています。少しずつですが、お客様へお渡しする資料などの配色は統一していきます。
黄色の持つ、魅力やパワーを社内にも活かす
黄色は、明るさや活力を象徴するだけでなく、スタッフの感性を刺激しアイデアの創出を促進してくれます。おべんとうの玉子屋の日替わり弁当は、毎日7種類以上のおかずが入っています。しかも2ヶ月間、同じ献立にはなりません。それが実現できるのは、年間150種類以上の新しいメニューを開発しているからです。また「スペシャルWeek」と題していつものお弁当よりちょっと贅沢なメニューが楽しめるキャンペーンを年間6回以上開催しています。お客様に驚きと喜びをご提供するために、玉子屋イエローの持つ力が大いに役立っていると思います。
黄色は注意を引きつける力もあるので、おべんとうの玉子屋の配布物などにも活用しています。最近、おべんとうの玉子屋には新しいユニフォームが届きました。その色は、眩しすぎるほどの鮮やかなレモンイエローです。このユニフォームがどのように使用されるかは、後日発表する予定です。
(※1)ピヨちゃんについて「改めまして、ピヨちゃんです。」